行動生物学研究会 第54回オンライン講演会 「植物の季節適応戦略」

日本動物行動学会の皆様

行動生物学研究会の西海と申します。
11月の講演についてご案内差し上げます。
皆様のご参加をお待ちしております。

—行動生物学研究会 第54回オンライン講演会—
日時:2025年11月13日(木) 16:00-17:00
演者:佐竹 暁子(九州大学大学院理学研究院・教授)
「植物の季節適応戦略」
場所:zoomによるオンライン配信(質問可)
研究交流会:20:00-21:00
参加費:無料

講演要旨:
有性生殖を行う生物では、受精は新しい生命個体の始まりです。受粉・交尾後に速やかに受精がなされる種がいる一方で、受精まで長い時間をかける種が多岐にわたる分類群で報告されています。森林生態系の中核をなすブナ科樹木はその典型であり、受粉から受精まで1年も遅延することが知られています。どうしてこのような長い遅延が進化したのでしょうか?本講演では、数百種を対象にしたデータ収集から進化モデルの分析、大学院生と進めている花粉管伸長や胚珠発達の観察、雌花トランスクリプトームによって明らかとなってきた研究成果を紹介し、受精遅延が果実形成にどのように関与しているのか、そしてこの現象が冬を乗り越えるための繁殖戦略として機能している可能性について議論したいと思います。

参加方法:以下の登録フォームから登録を行ってください。
https://forms.gle/tYDd4AKFtMgNpFex9
※一度登録すれば、以後の講演会の案内も届く設定です。

お問い合わせ先:
・参加登録やzoom接続に関して
E-mail : behavioral.biology.official@gmail.com

・運営に関して
西海 望 (にしうみ のぞみ)
行動生物学研究会代表
〒950-2102 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050
新潟大学 創生学部/大学院自然科学研究科
Tel: 025-262-7684
E-mail : nishiumi@create.niigata-u.ac.jp
: n.oz.o@hotmail.co.jp

・公式サイト
https://sites.google.com/view/behavioral-biology/home